ぐみ》、鶸《ひは》などです。
この小鳥《ことり》の群《むれ》には、必《かなら》ず一|羽《ぱ》づゝ先達《せんだつ》の鳥《とり》があります。その鳥《とり》が空《そら》の案内者《あんないしや》です。澤山《たくさん》に隨《つ》いて行《ゆ》く鳥《とり》の群《むれ》は案内《あんない》する鳥《とり》の行《ゆ》く方《はう》へ行《ゆ》きます。もしかして案内《あんない》する鳥《とり》が方角《はうがく》を間違《まちが》へて、鳥屋《とや》の網《あみ》にでもかゝらうものなら、隨《つ》いて行《ゆ》く鳥《とり》は何《なん》十|羽《ぱ》ありましても皆《みな》同《おな》じやうにその網《あみ》へ首《くび》を突込《つゝこ》んでしまひます。
『さあ、皆《みな》さん、お支度《したく》は出來《でき》ましたか。』
そんなことを案内《あんない》する小鳥《ことり》が言《い》つて、澤山《たくさん》な鳥仲間《とりなかま》の先《さき》に立《た》つて出掛《でか》けるのだらうと思《おも》ひます。
鳥《とり》にも先達《せんだつ》はありますね。
四七 鳥屋《とや》
村《むら》の人達《ひとたち》に連《つ》れられて、山《やま》の上《うへ》の方
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