、そして買物いろ/\、これだけあれば当分凌げる。……
身辺整理、私の変質的発作[#「変質的発作」に傍点]は整理出来ないものだらうか、否、きつと整理してみせる。
つゝましくすなほな日[#「つゝましくすなほな日」に傍点]であつた。
午後、またポストへ、ついでに入浴、髯を剃り爪を切り、さつぱりした。
樹明来信、宿直だから来遊を待つ、おもしろいニユースがあるといふ。
六時のサイレンを聞いてから出かける、ニユースといふのはKさんの事だつた(彼に幸福あれ)、いつものやうに夕飯をよばれ(無論、般若湯も!)十時頃帰庵。
今日の新聞記事、――無想庵が巴里に於ける話は悲しかつた。
今日は茄子と胡瓜とを植ゑた。
人の短を説く勿れ[#「人の短を説く勿れ」に傍点]、己の長を語る勿れ[#「己の長を語る勿れ」に傍点]、合掌[#「合掌」に傍点]。
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層雲はまし[#「まし」に「マヽ」の注記]く第二期[#「第二期」に傍点]に入つた、今後の運動は若い人々のはたらきである、第一期[#「第一期」に傍点]の仕事に残つてゐるものがあるならば、それは老人たちのつとめである。
層雲俳句に対していつも慊らなく感じる
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