其中日記
(十)
種田山頭火
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)寒《カン》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#二重四角、26−1]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)なか/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
[#ここから2字下げ]
自戒三則
一、物を粗末にしないこと
一、腹を立てないこと
一、愚痴をいはないこと
誓願三章
一、無理をしないこと
一、後悔しないこと
一、自己に佞らないこと
欣求三条
一、勉強すること
一、観照すること
一、句作すること
[#ここで字下げ終わり]
一月一日 晴――曇。
明けましておめでたう。
九時帰庵、独酌。
賀状とり/″\。
午後、樹明居へ、御馳走になる、来客数人、なか/\賑やかであつたが、うるさくもあつた。
留守中、敬君来庵、すみませんでした。
うたゝ寝、覚めると暮れてゐた。
酒[#「酒」に傍点]もうまいが餅[#「餅」に傍点]もうまい、飯
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