たがる――省みて恥づかしい。
落ちついて読書、生きてゐるよろこび[#「生きてゐるよろこび」に傍点]を感じる、飛躍前の興奮[#「飛躍前の興奮」に傍点]を感じる、うつぼつとして句作衝動が沸き立つ。
句が作れなくなつたとき[#「句が作れなくなつたとき」に傍点]、酒が飲めなくなつたとき[#「酒が飲めなくなつたとき」に傍点]、その時こそ私の命が終る時である[#「その時こそ私の命が終る時である」に傍点]。
甘えるな、甘えるな――媚びるな、媚びるな――自分を甘やかすな[#「自分を甘やかすな」に傍点]、他人に媚びるな[#「他人に媚びるな」に傍点]と自から戒める言葉である。
日々の二つの幸福[#「日々の二つの幸福」に傍点]。――
何でもおいしく食べられる、何を食べてもうまい[#「何を食べてもうまい」に傍点]。
感情を偽らないこと、すなほに[#「すなほに」に傍点]、ひたむきに感情を表白することが出来る[#「ひたむきに感情を表白することが出来る」に傍点](勿論、比較的に)。
第二日曜[#「第二日曜」に傍点]六月号到来、はつらつたるものがある、さつそく牧句人へ手紙を書く。
夕方、ポストへ、それから豆腐屋へ寄つ
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