である。
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○眼が二つ、耳が二つ、手が二本、足が二本。
 口は一つ。
 ありがたし、ありがたし。
○光、熱。
 太陽。
 水。
 そして我。
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 十二月十二日[#「十二月十二日」に二重傍線] 晴、時々曇る。

夜来の雨がさらりと霽れて、枯草がいよ/\美しい、そしてまた時々曇つて竹の葉がこゝろよいしらべを奏でる。……
身心沈静、連作「生魚を焼[#「生魚を焼」に白三角傍点]く」に苦心する、この苦心は愉快な苦心[#「愉快な苦心」に傍点]である。
枯草の奥で、まだ啼く虫がゐる。……
澄太君から地下の水[#「地下の水」に傍点]を四冊送つて来た、先日懇請したのであるが、それにしても、君の正しい温情[#「正しい温情」に傍点]が今更のやうに有難い。
其中有閑無酒[#「其中有閑無酒」に傍点]、有無自在[#「有無自在」に傍点]、――こんなことを考へたりしてゐるうちに午前が過ぎた。
午後、石油と醤油とを仕入れるために(といへば大袈裟だが、嚢中わづかに二十六銭しかない)出かけようとしてゐるところへ、Nさん来訪、ひきかへしてしばらく話して、それから同道して街の中へ
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