びしくとんで(改)
 酔ひざめの風がふく筍(その翌朝)
 酔ひざめは、南天の花がこぼれるこぼれる
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 六月廿二日[#「六月廿二日」に二重傍線] 曇。

田植のいそがしい風景。
……蝿を殺す、油虫を殺す、百足を殺す、蜘蛛を殺す、……そしておしまひには私自身を殺すだらう!……
あまり予期してゐなかつた酒が魚が持ち来された(一昨日、幸便に托して、山田屋主人に酒と魚を借りたいといふ手紙をあげてをいたのであるが)、さつそく飲んだ(五日ぶりの酒であり魚であつた)、快い気分になつて、学校に樹明君を訪ねて来庵を促した(そして米と野菜とを貰つて)、それからまた飲んだ、飲んで街へ出た、ひよろひよろになるまで飲んだ、ちようど私の不在中訪ねて来て、私を探し歩いてゐる敬君に逢うて。……
二時すぎて、やつと戻つた、すぐ寝た。

 六月廿三日[#「六月廿三日」に二重傍線] くもり。

快い宿酔! そこらをしばらく散歩。
樹明、百円札で山頭火をおどす!
これは昨日の出来事であつた、近来にない明々朗々たる珍現象であつた!
Y屋のMさんが例の如くやつてきて話す、郵便物を托送する。
終日待つた、待
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