こと」に傍点]、これこれ!
□自由律俳句作者としての私には苦悶[#「苦悶」に傍点]はない、苦心[#「苦心」に傍点]はあるけれど。
□俳句は、私の俳句は悲鳴[#「悲鳴」に傍点]ぢやない、怒号[#「怒号」に傍点]ぢやない、欠伸[#「欠伸」に傍点]でもなければ溜息[#「溜息」に傍点]でもない、それはすこやかな呼吸[#「すこやかな呼吸」に傍点]である、おだやかな脉搏[#「おだやかな脉搏」に傍点]である。
[#ここで字下げ終わり]

 五月三十日[#「五月三十日」に二重傍線] 晴。

めつきり暑うなつた、散歩したが物足らないので、酒を借り魚を料理して、樹明君の来庵を待ちくたぶれて、やうやく飲み合つた。
今夜も泥酔(最後の泥酔[#「最後の泥酔」に傍点]である)、そしてあてもなく彷徨して、いつもの宿で倒れた。

 五月三十一日[#「五月三十一日」に二重傍線]

終日終夜、自己沈潜。
大道無門、千差有路、透得此関、乾坤独歩。
莫妄想、前後際断。
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  自戒[#「自戒」は罫囲み]
      酒について[#「酒について」は罫囲み]
酒は味ふべきものだ、うまい酒[#「うまい酒」に傍点
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