草とは一如である。
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 四月六日[#「四月六日」に二重傍線] 曇。

暗いうちに朝がへり、そして朝酒。
公明正大であつた(かへりみて恥づかしくないこともないけれど、許して頂戴!)。
身辺整理。
放下着、放下着。
入浴するのも旅をするのも一つの放下着だらう。
忘れるといふことは[#「忘れるといふことは」に傍点]、たしかに放下着の或る段階だ[#「たしかに放下着の或る段階だ」に傍点]。
今日は黎々火君が来てくれる日である、何もないからほうれん草を摘んで洗ひあげておく、待ちかねて、やうやく暮れるころになつて来てくれた、お土産はうるか一壺とさくら餅一包、さつそく大好物のうるかを賞味する、鮎の貴族的な香気が何ともいへない高雅なものをたゞよはせる。
おそくまで話しつゞける、子のやうな彼と親のやうな私、そして俳句の道を連れだつてすゝむ二人の間には、たゞあたゝかいしたしみがあるばかりである。
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   ぐうたら手記
□人生の黄昏[#「人生の黄昏」に傍点]!
□性慾のなくなつた生活[#「性慾のなくなつた生活」に傍点]は太陽を失つた風景のやう
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