たけれど。――
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   (伊ヱ遂に開戦)
・秋空たかく号外を読みあげては走る
・日向あたゝかくもう死ぬる蝿となり
・朝風の柿の葉のおちるかげ
・月夜のみみずみんな逃げてしまつた(釣餌)
・いま汲んできた水にもう柿落葉
・燃えつくしたる曼珠沙華さみしく(改作)
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 十月五日[#「十月五日」に二重傍線] 秋晴。

自然も人間もおだやかに。――
朝酒(昨夜のおあまりで)、ゼイタクすぎる。
柿をもぐ人がちらほら、Jさんも柿もぎにきた、そして熟柿[#「熟柿」に傍点]をくれた、あゝ熟柿! 老祖母の哀しい追憶がまたよみがへつて私を涙ぐませる。
まだおあまりがあつて晩酌、そしてそのまゝぐつすり。
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・考へてゐる身にか[#「にか」に「マヽ」の注記]く百舌鳥のするどく
・太陽のぬくもりの熟柿のあまさをすゝる
・てふてふたかくはとべなくなつた草の穂
・昼も虫なく誰を待つともなく待つ
[#ここで字下げ終わり]

 十月六日[#「十月六日」に二重傍線] 晴、朝寒。

今朝もおあまりで朝酒。
天いよ/\高く地ます/\広し。
黎々火君が層雲[#「
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