ここから1字下げ]
(其中漫筆)
続酔心
泥酔の世界から微酔の境地へ
┌個性 ┌特殊的 ┌芸術
│ │ │文芸
│ │ │短歌
└社会性└普遍的 └俳句
日本詩[#「日本詩」に傍点]
┌音声 ┌定型
言語の成分 │意想 │季題
└文字 └切字
[#ここで字下げ終わり]
十月四日[#「十月四日」に二重傍線] 秋晴。
めづらしくも朝寝、寝床へ日がさしこむまで。
天地一枚[#「天地一枚」に傍点]といふ感じ、ほんたうに好い季節である。
私にだけ層雲[#「層雲」に傍点]が来ない、何となく淋しい。
昨夜の今朝で、こゝろうつろのやうな。
佐野の妹を訪ねようかとも思つたが、着物の質受が出来ないので果さない、床屋で気分をさつぱりさせて貰ふ。
菜葉一把三銭也、新漬として毎朝の食膳をゆたかにしてくれる。
暮れるころ、樹明君来庵、お土産は酒と魚と、そして原稿紙。
愉快に談笑して十時頃にさよならさよなら。
私がいつものやうに飲めなくて気の毒だつた、御飯を食べてゐたから。
松茸ちり[#「松茸ちり」に傍点]が食べたいな、焼松茸は昨夜たくさん食べ
前へ
次へ
全186ページ中175ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
種田 山頭火 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング