がばさり/\と落ちる。
小郡の招魂祭、ポン/\花火が鳴る、彼等に平和あれ。
畑仕事、新菊を播き添へ、山東菜を播き直す、播くといふことはうれしい[#「播くといふことはうれしい」に傍点]。
街のポストまで出かける、そして酒と肴とを送つて貰ふやうにY屋へ頼む。
茶の花がもう咲きだしてゐる、それを鑑賞してゐて御飯の焦げるのも知らなかつた、しかし焦げた御飯は、いや焦げるまで炊きあげた御飯はおいしいものである。
御飯の炊き方について道話[#「道話」に傍点]一則――
焦げた部分――犠牲となつた部分と、熟成した部分――よく炊けた部分との関係。……
酒がもたらされた、鮭の罐詰も――そして私はいうぜんとして飲みはじめたのであるが、いつしかぼうぜんとして出かけた、Yさんからいつものやうに少し借りて、F、Y、N、M、Kと飲み歩いた、……とう/\駅のベンチで夜を明かしてしまつた……それでも帰ることは帰つた。
久しぶりの、ほんたうに久しぶりの、小さい[#「小さい」に傍点]、小さい脱線[#「小さい脱線」に傍点]だつた。
時々は脱線すべし[#「時々は脱線すべし」に傍点]、ケチ/\すべからず、クヨ/\すべからず。
[#
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