ぎて周二居訪問、いつものやうに本を借り御馳走になる、そして句会。
まことによい一夜であつた、S夫人のへだてなさ、K君の若さ、H嬢のつゝましさ。
散会したのは十時すぎ、いつもの癖でおでんやで飲み足す(鈴木さん、すみません)、そしてもう汽車もバスもなくなつたので、駅のベンチで寝る。
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其中漫談
九[#「九」に「マヽ」の注記]月廿八日の行乞中の特種――
□西村のお嬢さんに句会の事を話さうと思つて立寄つたら、女中さんがあはてゝ皿に米を盛つてくれた。
□大歳の或る家で、斎藤さんの宅とは知らず立つて、奥さんに名乗りをあげた。
□アイスキヤンデーの店でアイスキヤンデーの青いのを一本供養してくれた。
□或る結髪処で、そこにゐた老妓がつと立つてきて、十銭白銅貨を鉄鉢へ入れた。
□女郎屋の老主人が間違つて五十銭銀貨をくれた、それを返すと喜んで改めて一銭銅貨二枚くれた。
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九月廿九日[#「九月廿九日」に二重傍線] 晴、いよ/\秋。
東の空が白むのを待つて湯田へ、朝湯はよろしいなあ、何とゆたかな温泉。
バスで上郷まで、無事
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