きりが、きり/″\すが、座敷へあがつてくる、やがてこうろぎもあがつてくるだらう。
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其中漫筆
独酌の味。
対酌の味。
母、――盗癖、――裸――梨の木。
子、――一銭、――嘘――真実。
田舎をまはる昔ながらの琵琶法師[#「琵琶法師」に傍点]。
村のデパート[#「村のデパート」に傍点]。
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九月廿二日[#「九月廿二日」に二重傍線] 曇。
二百三[#「三」に「マヽ」の注記]十日もまづ無事で珍重々々。
百舌鳥の声が耳につくやうになつた。
子供が竹刀を揮つて曼珠沙華をばさり/\と撫斬りしてゐる、私にもさういふ追憶がある、振舞はちと残酷だけれど、彼等の心持にはほゝゑましいものがある。
ゴム長靴を穿いて、バケツを提げて、豆腐買ひに出かける、自分ながら好々爺[#「好々爺」に傍点]らしく感じる。
今晩は晩酌なし、やりたくないのぢやない、やりたいのだけれどやれないのだ、むりにやるには及ばない。
やうやく雲がきれて夕日が射してきた。
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其中漫筆
何をたべてもおいしく[#「何をたべてもおいしく」に傍点]、何を為てもおもし
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