さすがに厄日前後らしい天候。

食べる物がなくなつた、今日は絶食して身心を浄化する[#「身心を浄化する」に傍点]つもりで、朝は梅茶三杯。
前栽の萩――一昨春、黎坊とふたりで山から移植したもの――が勢よく伸びて、ぽつ/\花をひらきはじめた、萩は好きな花、どこといつて見どころはないけれど、葉にも花にも枝ぶりにも捨てがたいもの、いや心をひかれるところがある。
露草の一りん二りん、それも私の机上にはふさはしい。
このごろの蚊の鋭さ、そして蝿のはかなさ。
午前は郵便やさんを待ちつつ読書。
午後は空腹に敗けて近在行乞、何となく左胸部が痛みだしたので、二時間あまりで止めた、米八合あまり頂戴したのはうれしい、さつそくその米を炊いて食べる、涙ぐましいほどおいしかつた、まことに一鉢千家飯、粒々辛苦実である、それを味はひつつ、感謝と反省とを新たにするところにも行乞の功徳[#「行乞の功徳」に傍点]がある(私は行乞しないでゐると、いつとなく我がまゝになる、今日しみ/″\行乞してよかつたと思つたことである)。
今日の行乞相[#「行乞相」に傍点]はすこし弱々しかつたが上々だつた、私としては満点に近かつた。
ぢつと自
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