るが、殊に、米[#「米」に傍点]、水[#「水」に傍点]、酒[#「酒」に傍点]については細心である、それらを粗末に取扱うてゐる人々を見ると腹が立つ(立てゝはならない腹が!)。
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 九月二日[#「九月二日」に二重傍線] 曇、そして晴。

午後、あまり辛気くさいので出かける、ちよつと農学校に寄つて、樹明君と話したり新聞を読んだりする、それから上郷の釣場を偵察した、あまり恰好な場所でもない、水浴して帰庵、蓼数株を手折つたが、萎れて駄目だつた。
野の草花はうれしいものである。
夜はめづらしや、いつどこから来たのか、鼠が天井をあばれまはる、鼠もゐない草庵だつたが。
今日は二百十日だつた、まことにおだやかな厄日であつた、めでたいめでたい。
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   ぐうたら手記
□回光返照[#「回光返照」に傍点]の徳。
□生死を超え好悪を絶す、善悪なく愛憎なし。
 『物みな我れに可[#「物みな我れに可」に傍点]か[#「か」に「マヽ」の注記]らざるなし[#「らざるなし」に傍点]』
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 九月三日[#「九月三日」に二重傍線] 曇、
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