」に傍点]は押し寄せてはゐない。
やつと郵便がきた、友のありがたさ[#「友のありがたさ」に傍点]、子のありがたさ[#「子のありがたさ」に傍点]をしみ/″\感じないではゐられなかつた。
午後、ぼんやりしてゐるところへ、ひよつこり黎坊が来てくれた、うれしかつた、反古紙を探して私製はがきを窮製[#「窮製」に傍点]して方々の親しい人々へ寄書をしたりなどして、しんみりと夕方まで遊んだ。
やうやく、眼鏡を買ふことが出来た、古い眼鏡は度が弱くて霞の中にゐるやうだつたが、これで夜の明けたやうに明るくなつた。
このごろまた多少神経衰弱の気味、恥づべし、恥づべし。
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ぐうたら手記
俳句――
詩的本質
特異性
季語、季感、季題の再検討
┌季節的 ┌印象的
└民族的 └現実的
観念象徴
ぐうたら手記
雨はしみじみする、ことに秋の雨は。
[#ここで字下げ終わり]
八月廿六日[#「八月廿六日」に二重傍線] 晴、残暑がなか/\きびしい。
朝、山萩の一枝を折つてきて机上をかざつた。
午前、街へ行く、払へるだけ借金を払ふ、
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