」に二重傍線] 曇、だん/\晴れて暑くなつた。
今日も身辺整理、文債書債を果しつつ。
机上の徳利に蓮芋の葉を活ける、たいへんよろしい、芋の葉と徳利と山頭火[#「芋の葉と徳利と山頭火」に傍点]とは渾然として其中庵の調和をなしてゐる。
方々から見舞状、ありがたし/\。
天たかく地ひろし[#「天たかく地ひろし」に傍点]、山そびえ水ながるゝ感[#「山そびえ水ながるゝ感」に傍点]。
K店員が立ち寄つて昼寝をする。
花売老人が来て縞萱を所望する、七十三才だといふ、子はないのか、孫はないのか、彼を楽隠居にしてあげたい。
昨夜も今夜も少々寝苦しい、時々狭心症的な軽い発作、読書しないで思索をつゞけた。
鼠だらうか――鼠はゐない筈だが――仏壇をがたびしあばれて、とうとう観音像をひつくりかへした、鼠とすれば――油虫にはそれほどの力はないから――食べる何物もないので、腹を立てたのでもあらうか。
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・考へつづけてゐる大きな鳥が下りてきた
・蟻がひつぱる大きい獲物のおもくて暑くて
地蔵祭
・炎天のお供へものをめぐつて小供ら
黎々火君に、病中
・はる/″\ときて汲んでくれた水を味
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