れられて、椹野川尻で鮒釣見習。
八月十八日[#「八月十八日」に二重傍線] 新秋清明。
初めてつく/\ぼうしが鳴いた。
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青葉かげお地蔵さまと待つてゐる
蟻の行列をかぞへたりして待つ身は暑い
バスのほこりの風にふかれて昼顔の花
・炎天下の兵隊としてまつすぐな舗道
行軍の兵隊さんでちよつとさかなつり
・釣りあげられて涼しくひかる
・水底の太陽から釣りあげるひかり
・ゆふなぎおちついてまた釣れた
[#ここで字下げ終わり]
八月十九日[#「八月十九日」に二重傍線] 晴、朝晩の涼しさよ、夜は冷える。
身辺整理。
今日も手紙を書きつゞける(遺書も改めて調製したくおもひをひそめる)、Kへの手紙は書きつつ涙が出た。
ちよつと学校へ、やうやくなでしこ一袋を手に入れる。
肉体がこんなに弱くては――精神はそんなに弱いとは思はないが――仕事は出来ない。
人生は味解である[#「人生は味解である」に傍点]、人生を味解すれば苦も楽となるのだ。
よき子[#「よき子」に傍点]であれ、よき夫[#「よき夫」に傍点](或は妻)であれ、よき父[#「よき父」に傍点]であれ、それ以外によき
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