初の、最高の暑さだつた。
やうやく北海道から句集代着金、さつそく街へ出かけて買物――
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二十銭 ハガキ切手
三十銭 酒三合
三十二銭 なでしこ
十銭 鯖一尾
二十銭 茶
八銭 味噌
十八銭 イリコ
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財布にはまだ米代が残してある、何と沢山買うたことよ、有効に費うたことよ。
午後、樹明君来庵、酒と豆腐とトマト持参、飲んだり食べたりしたが、いや暑い暑い、暑くてあんまりやれなかつた。
安全々々、安心々々。
今日は街へ三度出かけた、郵便局へ、駅のポストへ、瑜伽祭へ、――めづらしく落ちついて、――万歳※[#感嘆符三つ、15−13]
当分謹慎、身心整理をしなければならない、過去を清算しなければならない、そして――そしてそれからである。
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   □酔ひどれはうたふ
   ――(アル中患者の句帖から)――
・酔ひざめの花がこぼれるこぼれる
 彼が彼女にだまされた星のまたたくよ
・さうろうとして酔ひどれはうたふ炎天
・ふと酔ひざめの顔があるバケツの水
 アルコールがユウウツがわたしがさまよふ
・ぐつたりよこたはるアスフアルトのほとぼりも
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