ヶ月となつた、庵には節季もなく、随つて正月もないのであるが、年の改まるを機として、生活のくぎり[#「生活のくぎり」に傍点]をつけなければならないものが、私にもないことはない。
駅売の声がきこえる、夜はことによくきこえる、その声の調子に朝鮮人らしいのがまじつてゐる。
日々の安楽[#「日々の安楽」に傍点]、それがまことの安楽であらう[#「それがまことの安楽であらう」に傍点]、物そのものの味[#「物そのものの味」に傍点]、それがほんたうの味であるやうに[#「それがほんたうの味であるやうに」に傍点]。
私の最大の失敗は不幸は結婚[#「結婚」に白三角傍点]であつた!
昨夜の不眠で身心がすぐれない。
待つ、郵便を、敬坊を待つ。
運動がてら街のポストまで、途中海老雑魚を買ふ、これで晩飯はおいしく食べられるだらう。
閑静かぎりなし。
今夜もうまく寝つかれない、ぬくとさがとう/\雨になつた。
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・枯草うごくと白い犬
・日ざしあたゝかな草の実の赤い
・さうぼうとしてゆふけむる月と人
・小春日和の幟立ててこの里はおまつり
・竹のよろしさは朝風のしづくしつつ
・あたたかくあるけば草の実く
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