つつく
・このみちの雑草の中あたたかうたどる
賀 元寛君新婚二句
・まことに小春日の、並んでゆくかげの
・山しづかにして咲いてるもの
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十二月十六日[#「十二月十六日」に二重傍線] からりと晴れて、とてもよいお天気である。
師走のいそがしい物音ものどかにきこえる。
家いつぱいの朝日影、ありがたし。
終日、閑を楽しむ[#「閑を楽しむ」に傍点]、有閑老人!
入浴、肉体の衰弱がはつきり解る。
蕪菜を煮る、やはらく[#「らく」に「マヽ」の注記]てまことに年寄向。
雑草をうたふ[#「雑草をうたふ」に白三角傍点]――これが私の当面のつとめだ。
毎夜よい月、今夜の月かげもよかつた。
今日で五日間、私は誰とも会話しなかつた、いはゞ独坐無言の五日間だつた、孤独は私の宿命であらう[#「孤独は私の宿命であらう」に傍点]、そしてそれは孤独の微笑でなければならない[#「そしてそれは孤独の微笑でなければならない」に傍点]。
畢竟、私の過去は私の煉獄[#「私の煉獄」に傍点]であつた、無論、善い意味に於て。
どうも眠れないで困る、長い夜がとても長かつた。
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