陽のめぐみ[#「太陽のめぐみ」に傍点]を浴びる、私の庵は日当りのよいことは一等だ、朝日がまともに昇る、家いつぱいの光だ。
食慾減退の気味、今日はうどん玉を買うてきて食べた、昨日は餅、明日はパンにしようか。
今春発病このかた、とかく身心がすぐれない、しかし此程度の衰弱ならば却つて私のためには好都合であらう。
私はあばれたがる、砕けていへば酒癖がよろしくない、銭もないのにはしご[#「はしご」に傍点]酒である、猫[#「猫」に白三角傍点]である癖に虎[#「虎」に白三角傍点]になりたがるのである、しかも猫は猫であつて虎ではない、野良猫は日向ぼつこでもしてゐればよいのに[#「野良猫は日向ぼつこでもしてゐればよいのに」に傍点]!
読んだり考へたり作つたりしてゐるうちに夜が明けてしまつた。
不眠にも困つたものだ。
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・冬夜さめてはおもひでの香煎をすゝります
 お粥のあたゝかさ味の素の一さじ二さじ
・噛みしめる味はひも抜けさうな歯で
・更けてひそかに竹の葉の鳴る
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 十二月十五日[#「十二月十五日」に二重傍線] 晴、朝のよろこび。

今年も押迫つて、あと半
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