、裸体と裸体とのしたしさは夏が、夏のみが与へる恩恵だ。
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・朝焼すゞしいラヂオ体操がはじまりました
・炎天、まけとけまからないとあらそうてゐる
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 八月十二日

曇、よいおしめりではあつた。
今朝の湯壺もよかつた、しづかで、あつくて、どん/\湯が流れて溢れてゐた、その中へ飛び込む、手足を伸ばす、これこそ、優遊自適だつた。
緑平老から返信、それは珍品[#「珍品」に白三角傍点]をもたらしたのである。
早速、小串町まで出かけて買物をする、両手にさげるほどの買物だ、曰く本、曰く線香、曰く下駄、曰く鍋、曰く何、曰く何、等、等、等。
南無緑平老菩薩! 十万三世一切仏、諸尊菩薩摩[#「摩」に「マヽ」の注記]薩、摩訶般若波羅蜜。

 八月十三日

空晴れ心晴れる、すべてが気持一つだ。
其中庵は建つ、――だが――私はやつぱり苦しい、苦しい、こんなに苦しんでも其中庵を建てたいのか、建てなければならないのか。――
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夏草ふかく自動車乗り捨てゝある夕陽
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 八月十四日

朝から墨をすつて大筆をふりまはす、何といふま
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