、行程六里、途中行乞、再び武雄町泊、竹屋といふ新宿(三〇・下)

同宿は若い誓願寺さん、感情家らしかつた、法華宗にはふさはしいものがあつた。
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・ここにおちつき草萌ゆる(改作)
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三月十四日[#「三月十四日」に二重傍線] 曇、時々寒い雨が降つた、行程五里、また好きな嬉野温泉、筑後屋、おちついた宿だ(三〇・上)
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此宿の主人は顔役だ、話せる人物である。
友に近状を述べて、――
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嬉野はうれしいところです、湯どころ茶どころ、孤独の旅人が草鞋をぬぐによいところです、私も出来ることなら、こんなところに落ちつきたいと思ひます、云々。
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楽湯――遊於湯――何物にも囚へられないで悠々と手足を伸ばした気分。
とにかく、入湯は趣味だ、身心の保養だ。

 三月十五日[#「三月十五日」に二重傍線] 十六日 十七日 十八日 滞在、よい湯よい宿。

朝湯朝酒勿体ないなあ。
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 駐在所の花も真ッ盛り(追加)
    □
・さみしい
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