行乞記
(二)
種田山頭火

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)温泉《ユ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)途中|千々石《チヾイワ》で

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「鬥<亀」、第3水準1−94−30]

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)なか/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)相知(〔O_chi〕)も
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
−−

[#ここから2字下げ]
死をまへの木の葉そよぐなり
陽を吸ふ
死ぬる夜の雪ふりつもる
生死のなかの雪ふりしきる
[#ここで字下げ終わり]


 十二月廿二日[#「十二月廿二日」に二重傍線] 晴、汽車で五里、味取、星子宅。

私はまた旅に出た。――
『私はまた草鞋を穿かなければならな
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