に記念写真をとつたことなども想ひ出されてしようぜんとした。
こゝのおかみさんは口喧しい人だ、女の悪いところをヨリ多く持つてゐる、彼女といつしよに生活してゐる亭主公の忍耐に敬服する、同宿のお遍路さんの妻君は顔も心も十人並だが、境遇上時々ヒステリツクになるらしい、無理もないとは思ふけれど、朝から夫婦喧嘩してるのを見聞してゐる、彼女をさげしむよりも人間のみじめさを感じる。
子供といふものもおもしろい、オコトワリ/\といつてついてくる子供もゐるし、可愛い掌に米をチヨツポリ握つてくれる子供もゐる、彼等に対して、私は時々は腹を立てたり、嬉しがつたりするのだから、私もやつぱり子供だ!
佐賀市はたしかに、食べ物飲み物は安い、酒は八銭、一合五勺買へば十分二合くれる、大バカモリうどんが五銭、カレーライス十銭、小鉢物五銭、それでも食へる。
緑平老の厚意で、昨日今日は余裕があるので、方々へたよりを書く、五枚十枚二十枚、何枚書いても書き足らない、もつと、もつと書かう。
とにかく、たよりほどうれしいものはない。
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 畳古きにも旅情うごく
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 樹影雲影猫の死骸が流れてきた
・土手草萌
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