地そのものに触れたやうな気がした、ありがたい、清子さんにあつく御礼を申上げる。

 五月六日[#「五月六日」に二重傍線] 曇、后晴、ふつてもふいてもよろしい白船居。

悠々として一日一夜を楽しんだ、洗濯、歓談、読書、静思、そして夜は俳句会へ。
糞ツ南無阿弥陀仏の話はよかつた、その『糞ツ』は全心全身の声だ、合掌して頂戴した。
句を拾ふ――こんな気持にさへなつた、街から海へ、海から森へ、森から家へ。――
棕櫚竹を伐つて貰ふ、それは記念の錫杖となる。
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 石があつて松があつて、そして密[#「密」に「マヽ」の注記]柑があつて(白船居)
 どうやら霽れさうな松のみどり
 沖から白帆の霽れてくる
 埋立地のそここゝ咲いてゐる
 頬かむりして夏めく風に
 そよいでる棕櫚竹の一本を伐る
 西瓜とパヽイヤとさて何を添へようか
                  (白船居)
 春蘭そうして新聞
 むつまじく白髪となつてゐられる
    □
 星も見えない旅をつゞけてゐる
    □
・岩へふんどし干してをいて
・若葉のしづくで笠のしづくで
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よく話した、よく飲
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