てゐる
・水たまりがほがらかに子供の影うつす
・あたゝかに坊やは箱の中に寝てゐる
[#ここで字下げ終わり]
――飲んだ、歩いた、歩いた、飲んだ――そして今日が今夜が過ぎてしまつた、たゞそれだけ、生死去来はやつぱり生死去来に御座候、あなかしこ。
夜は万歳を聞きに行つた、あんまり気がクサ/\するから、そしてかういふ時にはバカらしいものがよいから、――可愛い小娘がおぢさん/\ていつて好意を示してくれた。
世の中味噌汁[#「世の中味噌汁」に傍点]! 此言葉はおもしろい。
今夜、はじめて蕨を食べた、筍はまだ。
四月十七日[#「四月十七日」に二重傍線] 花見日和、午前中行乞、宿はおなじく。
わざと中洲――福岡市に於ける第一流の小売商店街――を行乞した、行乞相はよかつたけれど、所得は予想通りだつた、二時間で十五銭、まあ百軒に一軒いたゞいたぐらゐだらう、いたゞかないのになれて、いたゞくと何だかフシギなやうに感じた。
大浜の方は多少出る、少し歩いて、約束通り酒壺洞房を訪れる、アルコールなしで、短冊六十枚ばかり、半切十数枚書いた(後援会の仕事の一つである)、悪筆の達筆には主客共に驚いたことだつた、折
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