てるよりも、明日の朝になれば、一切わかることなんだ……きっと死んでる人が、人違いかも知れないんだと、私は心の中で叫びました。……が、しかし……さっき逢《あ》ったあの二人も、そういわれてみれば、何だか寒けのするような人だったし……。
 その私の考えが顔に出て、自然亭主や石屋にも感じられたのかも知れません。
「明日またいらっしゃるなぞとは、飛んだことでございます。絶対に、いらっしゃってはなりましねえ。旦那《だんな》様をお連れするために、出ていらしたに違《ちげ》えございません。旦那様は、魅込《みこ》まれてらっしゃる! 恐ろしいこんだ……恐ろしいこんだ! 旦那《だんな》様、決していらっしゃっちゃなりましねえ……命はごぜいましねえ!」
「しかし、幽霊なぞと……そんなバカなことが! 信じられん……どうしても、僕には信じられん!」
「いくら旦那様が仰《おっ》しゃっても、幽霊が出たものは、仕方ねえじゃごぜいやせんか? では、早い話が旦那様! 旦那様はさっき仰しゃいましたでしょうが! 村の境《さかい》の石橋のところまで、送って来てくれたと。それでございます。……一体その時刻は何時でございます? その時間
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