ろ、前から見ても、後から見ても、同じ態度であらせたい。且、炎々たる火焔の羽根と殘忍酷烈な足踏みとを以つて、暗黒孤寂の彩雲を驅けらしめるのである[#「炎々たる火焔の羽根と」〜「驅けらしめるのである」に傍点]。この神秘的靈獸の主義[#「この神秘的靈獸の主義」に白三角傍点]は生命である、またその生命は直ちに實行である。この靈獸は僞聖僞賢の解脱説をあざ笑ふ[#「この靈獸は僞聖僞賢の解脱説をあざ笑ふ」に白丸傍点]。然し、これが靈と獸との二元的生物に見えては行かないので,自體を食つて自體を養ふ悲痛の相を呈し、たゞ内容がない表象の流轉的刹那に現じた物でなければならない。
 かう云ふ怪物を世間の畫家が畫けるか、どうか、知らないが、これが僕の半獸半靈主義の神體[#「半獸半靈主義の神體」に白三角傍点]である。略して半獸主義といふが、既に半獸と云ふ以上は、僕の立ち塲から見て、矛盾して居るのであらう,然し、哲學に系統が立てば獨斷に落入ると同樣、一たび名を設けると、その名から引き出して行く精神を取つて貰はなければならない[#「一たび名を設けると」〜「貰はなければならない」に傍点]。それは、今まで云つて來たことで
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