かにつけて自分に当りの烈しい師匠圓生。
果而《はたして》ウムといってくれるだろうか。
考えると心細かった。
誰がお前なんかにと、剣もホロロに横に首《かぶり》を振られてしまうのじゃなかろうか。
もし振られてしまったら、何としよう。
「…………」
しばらく圓朝はとつおいつ[#「とつおいつ」に傍点]した。
どういつまで思いを巡らしていたとても、この心の循環小数はどこへ落ち着こうすべ[#「すべ」に傍点]もなかった。いたずらなどうどう[#「どうどう」に傍点]めぐりを繰り返しているばかりだった。
「エエ仕方がない、当って砕けろ、ぶつかってみよう、そうして小向かいで膝を抱いて話してみよう。それでいけないッたらまたそのときはそのときのことだ」
万々一、最悪のときは文楽師匠にすがってみてもいいとおもった。
「ねえ皆《みんな》喜んでおくれ、いよいよお正月の下席から青山久保本で私の真打だ。多分もうハッキリと定《き》まるだろう」
覚悟が定まると、にわかに心が浮き立ってきてさっそく外出着《よそゆき》に着換えて出掛けるとき、たまたま来合わせていた双親に、弟子たちに、明るく圓朝はこういった。
「エ、
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