五郎 ありがたう。キツトよくなるよ。キツトよくなる。……ホントに済まなかつた。
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 三人、キチンとお辞儀をしてから、立去りかける。それを見て美緒が片手をあげる。
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五郎 どうしたい? (三人の子も立停つて振向く)
美緒 ……(低い低い、かすれた声で一生懸命の力を集めて)あのね……みんなに……言つて……頂戴。……私……あなた方……の事……ホントに……好きだつた。……みんな、……みんな……自分のこと……よりもみんなを……愛して……ゐたつて、……さう……言つてね。……みんな……元気で……私の……分まで……元気で……やつて……頂戴つて……さう言つて……ね。
五郎 もういゝ、馬鹿! 疲れる!
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 三人の子の中で少女二がいきなりワーツと泣き出す。少年があわてゝ、泣くなと言ふ意味で、少女二をこづきまはす。少女一もポロポロ泣き出した。五郎があわてゝ三人を押すやうにして庭を歩き、裏口の方へ連れ出して行く。
 少年はまだ少女二をこづいてゐるが、庭のはづれで自分まで泣き出した。……三人と五郎消え去る。
 後では、これも涙ぐんだ小母さんが、何
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