にしてやりぁいいんだ。ヒクヒクと生きてるこたあねえんだ! 悪い事ぁ言わねえから、死んじまえ。ひねってやらあ俺が。(言いながら、父親を引き起す。立ち上った柴田の手に手斧がある)ヘヘヘ、もっと飲みなさい! え? もっと飲みなさいよ!
柴田 (無我夢中で混乱して)この! きさま! プッ!
欣二 ヒヒヒ、なんだ、もうねえや! (言ってカラの瓶をビュッと投げたのが、飛んで行って食卓の脚に当ってバリンバリンとこわれた音と同時に、ヒーッと言うような声が柴田の口から出て、その左手が欣二を突き飛ばす。つづいて、総立ちになっている一同のアッ! オ! と言う叫び声と同時に、ガッと音がしたのは、夢中になって柴田が振りおろした手斧が、食卓の板に深く喰い込んだ昔)
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(長い間――)
(一同が化石してしまったように動かない。柴田は自分が何をしたのかわからないでボンヤリして突立っているが、やがて他の一同の方へ眼をやる。誠とせい子と三平と圭子と少し離れて室の中央に双葉が恐怖で一杯な真青な顔をして食卓上の手斧を見つめている。柴田はその視線をたどって手斧を見る)
(間……)
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