っていいじゃないか。ライト・イズ・マイトだろう? ねえ! 好きな女となら寝たっていいわけで、ハ、やって見せなよ。けだし、そこいらが、兄さんの正体……つまり、兄さんのいいとこさ。(せい子に抱きついて行き、その首に右手を巻きつけて、なめんばかりにして、その顔をのぞきこむ)ねえ、おせいさん、そうでしょう? あんたぁ良い女ですよ。
誠 (その欣二の頬を、自分を押しとどめにかかっている双葉と三平の肩越しに飛上るようにして、ピシリとなぐる)畜生!
欣二 (懸命に自分を押さえようとしている父と圭子の肩の間から、ニヤリ笑って)……いいじゃねえか、ねえか、ねえ! いいだろうおせいさん! (ズボンのポケットに左手が行く)
圭子 あれッ! (叫ぶ)あぶない! 双葉さん! あぶない! (欣二の左手に握られた大型の自動式ナイフが、ボタンを押されて、ギラリと刃を見せている)
柴田 これッ、欣二! 欣二ッ!
双葉 ……(それを見て無言で誠のそばを離れ兎のようにすばやく欣二の左側に走って、その手首をトンと叩く。ナイフがカラリと音を立てて床に落ちる)馬鹿! 兄さん!
柴田 こら! 欣二! (それを知らないで、欣二に身動
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