達を生み出したのは誰だ、どんな国、どんな民族がそれを生み出したか、つまり、そいつを生み出した母胎と言うか、地盤と言うか、それがなんだと言う所まで追求の手は伸びなければ意味をなさぬ。また、その母胎の方としても、そのような者達を産み育てて置きながら、あとになって、その者達の責任が問われる時になって、そんな事、自分は知らんですまして置ける事ではない。もし、すまして捨てて置いたとすれば、母胎そのものの上に、もう到底救いがたい――その民族その国民全部を遂には死滅させてしもうところの、根本的な堕落腐敗が起きる。いいかね? 私の言っているのは、それだ。つまりだ――わが国の指導者達は、悲しいかな、もともと、あさはかな、まちがった者達だった。ところで、そんな連中を生み出し育て上げ、自分達の指導者に据えたのは誰だ? 少くとも、そんな連中から指導されるのを拒まなかったのは誰だ? 拒み得るだけの、つまり、国民のホントの民意を国家の重大事に就て直接に反映させることの出来るような政治の組織を作り得ないで過ぎて来たのは、誰だ? ボンヤリしたままで、ないしは心の中は不本意でありながら、そんな人達の言う事を聞いて、それ
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