なんて大きな口を叩くのは、猿の尻笑いだね。
誠 そりゃ俺達は力が弱くって、そのために、国民全般に俺達の考えを充分に植えつけ戦争に反対させる事が出来なかった。それほど俺達の力は弱かった。しかし弱いために押しふせられて公然と戦争に反対出来なかった事と、積極的に戦争に協力した事とは、違うよ。
欣二 違うで、いいさ。しかし、違っていたからって、そいで、俺達の、こんな風になり果てた状態がどうなっていたんだ? どうなるんだ? 同じじゃないか。ハハ、そのうちに又、世間の調子が変って来るとする。するとまた兄さん達は引っこんじもうよ。俺が太鼓判を押さあ。そして、後になって、俺達の力は弱かったから、うんぬん。
誠 それまでに、いや、そんな事の無いように、だから、俺達は大急ぎで世の中を作りかえなくちゃならんのだ。労働者農民の手で上から下まで固めた社会を作り出さなくちゃならんのだ。そうすりゃ、侵略戦争をする必要は無くなる。又侵略戦争を無くしてしもうには、そうする以外にない。
欣二 そら出て来た、侵略戦争を必要とするのは資本家である。結構だ。ところで、資本家が無くなる事があるかね?
誠 無くなって行くよ。必然的
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