かしいのよ!(尚、何か言おうとしていたが、よして、トットと廊下を上手へ消える。ホントに怒ったらしい)
三好 よせよ。そんな、からかうもんじゃ無いよ。
登美 だって、おかしきゃ、笑うわ。
三好 人間にとって、神様は、やっぱし人間であっても差しつかえ無いんだ。
登美 ツアラトストーラ、かく言えりか……。
三好 (カッと怒って、出しぬけに大きな声を出す)だまれ! 生意気だぞ君は! ツアラトストラがどうした? 君にとっては、なにもかも遊びかも知れんが、お袖さんは真剣だ。
登美 (いっぺんにしょげてしまって、しばらく黙って眼をショボショボさせていたが、やがて大変すなおに)お袖さんがどうか知らないけど、私に何もかもが遊びだって事はホントね。泣きたくなるような遊びだわ。……いくら考えても考えても……その結論が、私も男に生れて来ていればよかった……と言った、まるで、わかり切った、それでいて、今更どうにもならない結論に来れば、世話は無いわ。……ごめんなさい。
三好 (これも怒り出した時と同様に、唐突にスッと機嫌を直して)いいよ、いいよ。
登美 死んだ先生もおっしゃってたわ。あなたは、もともと大変子供らし
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