放される者の中に僕自身が加わることになったとしてもだなあ! われわれは、これをもって――(昂奮して、バラバラと涙を流し、火の出るような語調と完全にしんけん率直な態度)摘発する! 私は摘発する! 日本を、日本の映画界を真に愛すれば愛するほど――摘発せざるをえない! これは文化人としての責任である。文化人としての良心である!良心をごまかすことはできない!良心をごまかしていれば、永遠にテッテイ的にわれわれは腐敗します! 摘発はテッテイ的に冷静無慈悲なものでなければならぬ!(卓をドシンとたたく)
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(その時、写真班の記者がパンとマグネシウムをたく)
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トンコ (久子の腕の中でびっくりして)ウオーウオーン。
三芳 かくのごとくなってきた情勢の中で、われわれは、われわれ映画人が、かつて犯していた罪悪が、いかに兇悪なものであったということを、今さらながら、いな!今までのどのような場合よりも百千倍も強く身にヒシヒシと痛感するのである!
ツヤ ゲエ!(吐く)
久子 どうしたの、あんた!
ツヤ ゲエ!
トンコ ウオーン!
三芳 それを思うと、泣いても泣ききれず
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