、そんなふうに言われると。私は誠心誠意考えた結果言ってるんですよ。つまり、なんじゃないか、軍その他のイントク物資は、けっきょくのところ、もともと国民全部、つまり人民のものじゃありませんか。それをだな、この、人民の手に取りもどし、人民の幸福のために使うということは当然のことで――つまり、それですよ。そうなんだ。それを信じてもらえないのは、私は、この、――今さらになって、心にも無いことを言って――いや、ホントに、私は、できることなら、この胸をまっ二つに切り開いてですねえ、見せてあげたいですよ! 正直、しんけんに、つまり人間として、スッパダカになって、言っているんですよ、津村さん! (津村はだまっている)
三芳 (それを引き取って)しかしそいつは世の中がこんなふうになったので、急にそんなふうに言っているだけで、ほんのこの間まで、あんたがたは、やっこさんたちのために、そして、やっこさんたちのおかげで、さんざん働きもし、うまい汁も吸ってきたんだからなあ。現に、ぼくらも、君たちから、ずいぶんいじめられたんだからなあ。急に信用しろは無理じゃないかなあ。
大野 私らが、いつ、あんたがたを、いじめたりし
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