ね。(三芳に)ハハ、君たちも、この、すこし要領が悪いんじゃないかね? コンミッションというと人聞きが悪いが、自分だけもうけてだな、他にキンテンするということを忘れていては、おもしろい戦さはできんぞ? どうだえ? また、なんだよ、それ位のことに小さくこだわっていて戦力増強の仕事を停滞させるのは、今となっては、かえっていかん。ほとんど、それは罪悪じゃ。すべて大局からみて、国家総力のために役立つと見れば小節にコウデイしたら、いかんよ!
三芳 はあ、あの、それは――失礼ですが――その点は、私どもの間でも――なんです、十分になにして――
大野 そんな事は困る。そんなふうに考えられたら、だなあ――
薄田 まあまあまあ!(と大野をおさえて)いいじゃないか、ね三芳君?
三芳 どうも、ありがとうございます。なにしろ、こいつ、われわれの死活問題なものですから、はあ。どうか、大野先生、よろしくお願いします!
大野 そんな事は、君、問題じゃないんだ! 私の立場としてだな、この、仏の顔も三度と言う――
薄田 よし、きまった! きまった、きまった!ハハハ、よしよし! 大野君、ヤボな顔をするのは、よしたまえ! さあ
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