取り出して、友吉の机の上にのせる)……はい、これ、やっといて下さいよ。いや、ブンカイそうじをしてね、こわれてるのは、なおしといてくれりゃいいんだ。なんなら、誰かほしいという人があったら、売ってくれてもいいよ。値だんは、あんたにまかせようじゃないか。(又、もう一つ懐中時計をポケットから取り出す)ええと、こんで、おしまいだ。ヘッヘヘ、信者だからねえ、私あ。そんでまあ、片倉さんがこうして、こんだけエライ人が、こんだけの腕を持ちながら、こうして困っているのを見ていると、まったく、腹が立ってね、だから私が言うんだ。闇取引であろうが、なんであろうが、おやんなさい、私が方々のワタリはつけてあげる。今どき、そんなリョウシンのヘチマのいっていても、誰もホメちゃくれねえ、だいたい政府にしてからがタバコだのなんだの、法外もなく値上げをしてヤミをしょうれいしているようなもんだしよ。タカラクジなんてもなあ、ありゃお前さんバクチだもんねえ、つまりヤミやバクチは、おかみですすめているんだ。おれたちが、これをやらなきゃ、政府の方針に反するからね。ハハ……まあまあ話がさ、スのコンニャクのといったところで、生まれてきたん
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