じゃ借りて――仕事して金が入ったら、あの、なにするから。
北村 いいんだ、いいんだ、いつでも。……おばさんよく眠るね?
友吉 うん、クスリをのむと、あと二時間ぐらいグッスリと眠るんだ。
北村 (のぞきこんで)なんだか、又、やせたようじゃないか?
友吉 ……食べるものを食べないもんだから。……いやいや、それくらい有るんだよ。有っても食べない。断食するんだといって――どうも。
北村 サチャグラなんとか――だろう?君のケイサツでの断食のことが頭にコビリついてしまったんだなあ。
友吉 ……(泣くような微笑)――そいで、眼がさめると、すぐに、なにか食べさしてくれ。で、食べる物当てがうと、食わない。――弱るよ。チンセイザイで、こうして眠っていてくれてる時だけホッとするんだ。俊子など、泣かされてばっかり居る。……
北村 ……(あんたんとして、しばらく黙っていてから)――俊ちゃんは?
友吉 ありゃ、修繕の注文をとって来るんだといって――
北村 え? あの眼で?
友吉 よせといっても、きかないんだよ。僕が廻っていると時間をとられて、かんじんの仕事ができないもんだから。
北村 どこまで、そいで――?
友吉
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