kンチヤタ」に傍線]の性《さが》をさへ貶《おとし》め言へり。そのベルナルドオ[#「ベルナルドオ」に傍線]を難ずる詞は、多少我|創痍《さうい》に灌《そゝ》ぐ藥油となりたれども、アヌンチヤタ[#「アヌンチヤタ」に傍線]を貶《おとし》むる詞は、わが容易《たやす》く首肯し難きところなりき。
サンタ[#「サンタ」に傍線]のいふやう。彼女優をばわれも屡※[#二の字点、1−2−22]見き。舞臺に上る身としては、丈《たけ》餘りに低く、肌餘りに痩せたりき。拿破里にありても、若き人々の崇拜|尋常《よのつね》ならざりしが、そは聲の好かりしためなり。アヌンチヤタ[#「アヌンチヤタ」に傍線]が聲は人を空想界に誘ひ行く力ありき。而してその小く痩せたる身も亦空想界に屬するものゝ如くなりしなり。おん身若し我言を非《たが》へりとし給はゞ、そは猶肉身なくて此世に在らんを好しとし給ふごとくならん。假令《よしや》われ男に生るとも、抱かば折るべき女には懸想《けさう》せざるべしといへり。われは覺えず失笑せり。想ふにサンタ[#「サンタ」に傍線]は話の理に墜つるを嫌ふ性なれば、始より我を失笑せしめんとて此説をなしゝならんか。奈何《
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