は出し置候事候。先は右一応之御礼迄申上候。匆々《そうそう》謹言。
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   七月四日[#地から3字上げ]美静
    小金井様参ル
     くれぐれ御用心専一に存候。かしこ
   尚々|出来合之団扇《できあいのうちわ》等御笑らんに入候。

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一寸《ちょっ》と文呈上候。秋暑之処御安全慶賀之|至《いたりに》候。扨《さて》先般は御来車|被下《くだされ》、且《かつ》御土産に預り候所、足痛にて御目にかゝり不申《もうさず》、失礼致候。其後御書面にも預《あずかり》候所、平臥《へいが》中|故《ゆえ》御無音申候。此節少々快方候、併《しかし》他出致し兼《かね》候まゝ御無礼|仕《つかまつり》候。此えり麁物《そぶつ》ながら呈上(○蘭の絵ハ御苑ニアル分ヲ写させ申候)。御笑留《ごしょうりゅう》被下度、外粗大なる冬瓜《とうがん》一つ御目にかけ申候。まづ過日之御礼迄|如此《かくのごとく》候。匆々謹言。
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   九月十日[#地から3字上げ]美静
  小金井きみ子さま参ル
 この二通の手紙は、一つは主人が北海道へアイヌ研究に出張した時のことらしく、時期
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