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舟
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魚《うお》つりし人は帰りて柳かげ
つなげる舟に月のぼりきぬ
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○印の歌さし出し可申《もうすべく》候。
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なお余白に、
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拝啓このほどは御病人ありて御取込のよし、千万|御察《おさっし》申上候。
森様へも一寸御尋ね申上|度候得共《たくそうらえども》、おのれも風邪等にて御不音《ごぶいん》申訳なく候。
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すべて朱で書いてあります。宛名《あてな》も宿所も皆朱なのです。
こんなにして常磐会へ出して下すっても、拙いのですから入選しません。曙町の住いの向いに箕作元八《みつくりげんぱち》氏が住んでいられ、その夫人光子さんも小出氏のお弟子で、この方はよく入選なさるのでした。
曙町の家は旧土井邸の跡で、杉の大木が二本あって、それが白山《はくさん》の上からも見えていました。昔将軍が狩に出て、野立《のだて》せられた時、食後に箸《はし》を二本立てられたのが成長したのだなどといわれます。夜は梟《ふくろう》の塒《ねぐら》です。小出氏が、どんな処か、といわれた時にその話をしましたら
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