がいへい》小戦)、遼陽《りょうよう》戦なれども、此分を記すと云《い》ひし軍医先年病歿、それ切《きり》になり居候。
拝啓。先人の小伝わざわざ御返し下され恐れ入候。台湾名物|唐墨《からすみ》下され、有難く存上《ぞんじあげ》候。酒伴の最好物に候。私事十六日上総へまゐり、昨夜帰宅仕候。取りあへず御挨拶迄《ごあいさつまで》、拝具。
御書|辱《かたじけな》く拝見仕候。かねて願上候|御認《おんしたた》めもの、早く拝見いたし度と存じ候へども、今日も尚《なお》せき少々出で候まゝ、引き籠《こも》り罷在《まかりあり》候。熱は既に去り申候。もし御都合よろしく候はゞ、十日か十一日頃、乍憚《はばかりながら》御来臨下され度|希上《ねがいあ》げ候。此度の風しつこくこまり候。早々。
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次に載せるのは、昭和五年の葉書と封書とです。
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「不忘記」拝見仕候。先達て奈良、芳野《よしの》へ御旅行の折、御母上様の御墓所に御参詣《ごさんけい》の事と拝察いたされ候。ふた昔ばかり前か、維新の際長岡藩士の窮状を『しがらみ』にてか拝見仕候。今は夢のやうに、ぼうつと覚え居候。また拝見をいたす
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