「一一」は底本では「一〇」] 媒介物の作用
一二 その他の研究
一三 電気分解
一四 静電気の研究
一五 その後の研究
第三期の研究
一六 光と電磁気との関係
一七 磁気に働かるる光
一八 磁性の研究
一九 光の電磁気説
二〇 その他の研究
二一 再び感応電流
二二 晩年の研究
二三 研究の総覧
年表
参考書類
地名、人名、物名の原語
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前編 生涯
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生い立ち
一 生れ
前世紀の初めにロンドンのマンチエスター・スクエーアで、走り廻ったり、球をころがして遊んだり、おりおり妹に気をつけたりしていた子供があった。すぐ側のヤコブス・ウエルス・ミュースに住んでいて、学校通いをしていた子供なのだ。通りがかりの人で、この児に気づいた者は無論たくさんあったであろうが、しかし誰れ一人として、この児が成人してから、世界を驚すような大科学者になろうと思った者があろうか。
この児の生れたのは[#「生れたのは」に傍点]今いうたミュースではない。只今では大ロ
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