もののエッセイだけは、どうしても削って貰わねばならぬと思う。
私の今の人気(?)が何時迄続くものか、私は知らない。私は未だに大衆を信ずることが出来ない。彼等の批判は賢明なのか、愚かしいのか? 混沌《こんとん》の中からイリアッドやエネイドを選び残した彼等は、賢いといわねばなるまい。しかも、現実の彼等が義理にも賢明といえるだろうか? 正直な所、私は彼等を信用していないのだ。しかし、それなら私は一体誰の為に書く? 矢張、彼等の為に、彼等に読んで貰う為に書くのだ。その中の優れた少数者の為に、などというのは、明らかに嘘だ。少数の批評家にのみ褒められ、その代り大衆に顧みられなくなったとしたら、私は明らかに不幸であろう。私は彼等を軽蔑《けいべつ》し、しかも全身的に彼等に凭《よ》りかかっている。我《わ》が儘《まま》息子と、無知で寛容な其の父親?
ロバァト・ファーガスン。ロバァト・バアンズ。ロバァト・ルゥイス・スティヴンスン。ファーガスンは来るべき偉大なものを予告し、バアンズは其の偉大なものを成しとげ、私は唯其の糟粕《そうはく》を嘗《な》めたに過ぎぬ。スコットランドの三人のロバァトの中、偉大なるバ
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