に謝する演説をした。
 二度目に病院に寄った時、看護婦や看護卒は一人もいず、患者の家族だけだった。患者も附添人も木枕で昼寝をしていた。軽傷の美青年がいた。二人の少女が彼をいたわり、共に左右から彼の枕に枕しておった。他の一隅には、誰も附添っていない一人の負傷者が、打捨てられ、毅然《きぜん》たる様子で横たわっていた。前の美青年に比べて、遥かに立派な態度と映ったが、彼の容貌は美しくはなかった。顔面構造の極微の差が齎《もたら》す何という甚だしい相違!

七月十日
 今日は疲れて動けない。
 更に多くの首がムリヌウに持込まれたそうだ。首狩の風をやめさせるのは容易なことではない。「之以外のどんな方法で勇敢さを証《あか》し得るか?」又、「ダヴィッドがゴライアスを退治した時、彼は巨人の首を持帰らなかったか?」と彼等はいう。しかし、今度の、少女の首を取ったことだけは、全く恐縮しているようだ。
 マターファは無事にサヴァイイに迎えられたという説と、サヴァイイヘの上陸を拒絶されたという説とが行われている。どちらが本当か、まだ判らない。サヴァイイに迎えられたとすれば、尚大規模な戦争が続けられよう。

七月十二
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