。マターファと共に、我が褐色の友の多くが災害を受けたに違いない。俺は彼等の為に何をしたか? 今後も、何を為し得るか? 蔑《さげす》むべき気象観測者!
 昼食後、街へ。病院へ行って見たら、ウル(肺をやられた酋長の名)は、まだ不思議に生きていた。腹をやられた男は既に死んでいた。
 斬取《きりと》られた十一の首がムリヌウに持込まれた。土人等の大いに驚き懼《おそ》れたことに、其の首の一つは、少女のであった。しかも、サヴァイイの或る村のタウポウ(村を代表する美しい娘)の首だった。南海の騎士を以て任ずるサモア人の間に在って、之は許すべからざる暴行である。此の首だけは、最上等の絹に包まれ、叮寧《ていねい》な陳謝状と共に、早速、マリエヘ送り返されたそうだ。少女は父の手伝に弾薬でも運んでいた所を射たれたものに違いない。父親の兜《かぶと》の飾り毛にする為に自分の髪を刈ったらしく、男の様な刈上げだったので、首を取られたのだともいう。しかし、何と、彼女の美にふさわしき、選ばれたる最期でありしよ!
 マターファの甥のレアウペペだけは、首と胴と両方とも運ばれた。ムリヌウの大通りでラウペパがそれを閲見し、部下の功労
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